至高のアッラーは仰った:アーダムの子よ、施せ。そうすれば、あなたに施されよう。

至高のアッラーは仰った:アーダムの子よ、施せ。そうすれば、あなたに施されよう。

アブー・フライラ・アブドッラフマーン・ブン・サハル・アッ=ドゥースィー(彼にアッラーのご満悦あれ)によると、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言った:「至高のアッラーは仰った:アーダムの子よ、施せ。そうすれば、あなたに施されよう。」

[真正] [二大真正集収録の伝承]

الشرح

「施せ。そうすれば、あなたに施されよう。」つまり、財産を費やし、拠出することで貧しさを怖れてはならない。けちになってもならない。あなたが誰かに施せば、アッラーがあなたに施してくれるのだ。あなた方のもとにあるものは尽きてしまうが、アッラーの御許にあるものは残る。このハディースは、『そして、あなた方がどんなものでも(アッラーに命じられたことに)費やせば、かれはそれを(褒美で)継がせ給う 』(クルアーン34:39)というアッラーのお言葉と同様の意味である。つまりここには、よいことに費やすことへの勧めと、アッラーがその恩寵によってその後に継がせて下さることの吉報が示唆されている。

فوائد الحديث

施しは、糧の豊かさの原因である。

僕が貧者や困窮者に与える量に応じて、アッラーもその者に与えてくれるのである。

アッラーの宝庫は充溢(じゅういつ)していて無尽蔵である。また、かれは費やすことを恐れてそれを控えることもない、気前の良いお方である。

التصنيفات

生活費の負担, 任意の施し