1- 同胞を愛しているなら、自分が愛しているというそのことを、彼に伝えよ。

2- 売る時、買う時、債務の返済要求をする時に寛大な者を、アッラーは慈しまれる。

3- ある者は人々にお金を貸し、（自分の使用人である）若者に、こう言っていたものだった：「債務に苦しむ者が来たら、大目に見てやれ。アッラーが私たちを大目に見てくれるだろう。」こうして彼はアッラーと謁見し、アッラーは彼を大目に見たのである。

4- １人の男が、預言者（彼にアッラーからの祝福と平安あれ）にこう言った：「私にアドバイスを下さい。」彼は言った：「怒るのではない。」彼は何度も繰り返し、「怒るのではない」と言った。

5- まことに公平な者たちは、アッラーのもとで光の台座の上にある。彼らは彼らの裁決、彼らの家族、彼らが任されたことにおいて公正な者たちである。

6- いかなる善行も、なおざりにしてはならない。それが、和やかな顔で同胞と会うことだったとしても。

7- 強者とは腕力によるものではない。強者とは、怒りの際に自分自身を抑える者のことである。

8- よいことを教示した者には、それを行う者と同様の褒美がある。

9- アッラーと最後の日を信じる者は、よいことを喋るか、さもなければ黙っていよ。アッラーと最後の日を信じる者は、隣人を厚遇せよ。アッラーと最後の日を信じる者は、客人を歓待するのだ。

10- 人を慈しまない者を、アッラーは慈しまれない。

11- 天国に入れる最多のものが、アッラーに対するタクワー（畏れ）と、性格の良さである。

12- 羞恥心は信仰の一部である。

13- アッラーは審判の日、同胞の尊厳を守ってやる者の顔を、地獄の炎から守って下さる。

14- まことに、アッラーは敬虔で、自ら足れりとし、控え目な僕を愛される。

15- 最も信仰心の全き信仰者は、彼らの内で最も品性がよい者である。また、あなた方の内で最良の者とは、自分たちの女性に対して最良の者である。

16- 優しさは、それを伴うものを飾りつけずにはおかず、それを失ったものを醜くせずにはいない。

17- 信仰者はよい性格によって、断食し礼拝に立つ者の位階に到達する。

18- まことにあなた方の内で最善の者は、最も性格の良い者である。

19- 容易くし、困難にするのではない。（人々を）安らがせ、遠ざからせるのではない。

20- 慈悲あまねきお方は、慈しみ深い者たちを慈しまれる。地にあるものを慈しめ。そうすれば天にあるお方が、あなた方を慈しんでくれよう。